お金持ちはなぜ、靴をピカピカに磨くのか?
本のタイトルに惹かれ、この本を購入しました。
たしかにお金持ちは靴がピカピカなイメージがあります。
ちなみの僕の靴は結構汚れています。
この本はとても面白く、参考になったので紹介したいと思います。
夫の借金3億円を背負う
プロローグで、著者が3億円の借金を背負っているという事実を知りました。
がんの宣告を受けた夫に代わって夫が経営している会社の経営者になった著者ですが、夫は最期まで会社の通帳や印鑑を渡そうとはしなかった。
お金は全て著者の夫が握っていたのです。
そして、経営状況が良くない中、夫主導で「自社ビル」や「収益物件」の購入をし、著者は「連帯保証人」として、署名捺印をするしかない状況に追い込まれました。
この際に、著者は自分が借金を背負うことがわかっていながら、がんと闘っている夫の「自社ビルを持ちたい」という夢を叶えるために「連帯保証人」に署名捺印をします。
そして、その結果「借金3億円」を背負いました。
著者は顧問弁護士から「自己破産」を勧められましたが、自分で3億円を返す道を選びます。
それから10年、借金はあと1800万円ほど。
10年で2億8200万円返済したことになります。
僕は、どうしてこんなにも巨額な借金を返済出来たのが知りたくなり、本の購入を決めました。
こんなに厳しい状況でも諦めなかった著者は、本当にすごいです。
借金返済をきっかけに始めた「年収150万円生活」
著者は、3億円の借金をする前、夫が会社経営していた頃には、高価なものに惹かれ、欲しいものは次々に手に入れる。
とても贅沢な暮らしをしていたそうです。
しかし欲しいものを買い続け、贅沢な生活をしていても満足しませんでした。
不要なものに囲まれた生活では本当の豊かさを感じることは出来ないと書いています。
そこで、借金3億円の返済をキッカケに「太りきった生活」から脱却して、究極のシンプル生活を目指します。
厚生年金受給者の平均受給年金額相当の「年収150万円生活」を始めたのです。
年収150万円生活の内訳
年収150万円は月収に換算すると12万5000円。
著者は一人暮らしで、犬と暮らしています。
月収 12万5000円( 厚生年金受給者の平均受給年額から算定)
住宅ローン 3万円(住宅ローンを組んでいるつもりで、計上しました)
ガス 1890円
電気 2530円
水道 0円(水道料金ゼロの秘密は、第2章でお話します)
電話 7300円
ネット関係 3800円
食費 1万4800円
雑費(医療費・日用雑貨など) 8650円
美容院(愛犬・私) 6500円
交際費 9800円
冠婚葬祭費 1万円(ゼロの月もありますが、積み立て貯金のように毎月形状しました)
その他 1万7000円
計 11万2270円収入12万5000円に対して、支出は11万2270円。
残金1万2730円は、貯金に回しました。
実際は「みなし住宅ローン」の3万円や、冠婚葬祭費の残金なども加えると、毎月5万円ほどは、貯金ができました。
引用元:「お金持ちはなぜ、靴をピカピカに磨くのか?」P18
月収12万5000円で、5万円ほど貯金が出来るって凄いです。
自分がいかに無駄使いしているかがわかります。
僕も実家に住んでいるので、家賃はかかりません。
なので、この「みなし住宅ローン」の考えかたは良いなと思いました。
お金はあると使ってしまうので、ローンを払っているつもりで僕も貯金していきたいです。
究極の節約生活
年収150万円生活。
僕にはかなり難しそうに感じます。
しかし、著者は無理に「節約」をしているわけではありません。
楽しみながら「節約」をしています。
我慢ばかりをする「節約」ではなく、自分の生活に合った、賢い「節約」を心掛けています。
この本では、年150万円で豊かに暮らす知恵。
賢く「節約」するノウハウが書かれていてとても参考になります。
年150万円で豊かに暮らせるのなら、それは究極の節約生活ではないでしょうか。
お金持ちはなぜ、靴をピカピカに磨くのか? [ 臼井由妃 ]
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まとめ
今回は主に、「お金持ちはなぜ、靴をピカピカに磨くのか?」のプロローグの部分だけ紹介しました。
お金持ちはなぜ、靴をピカピカに磨くのか?については、本書に詳しく書いてあります。
また、本書には、年150万円で暮らすコツ、ノウハウが詳しく、具体的に書いてあります。
僕も、なるべくお金を掛けず、ものをもたず、シンプルに生活したいとずっと考えているのでこの本は今の自分にピッタリでとても参考になりました。
僕も年150万円とはいかないかもしれませんが、なるべくお金を掛けずに豊かに、楽しく生活出来るよう、頭を使って賢く節約していきたいです。